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ダーウィンの日記1836年8月17日から21日 [ダーウィンの日記]

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ダーウィンの日記(ブラジル・ペルナンブコを出発して大西洋を進む[この後ベルデ岬諸島の中のサンティアゴを経てアゾレス諸島へ])


[日記仮訳]

(1836年8月)17日[英国プリマスを出発して(1831年12月27日)から4年7ヶ月と21日の後]

私は17日に乗船してその午後ブラジルの海岸を離れた事を喜んだ。船首を風上に向けていて[注]、そのためかなりの縦揺れがある。私はかなり船酔いに苦しんでいる。だが、英国への帰途である。実のところ、このような時間、健康、安楽の損失や喪失という苦しみに耐えるにはそのような慰めが必要なのだ。
[注] この前後、東寄りの風。下の天候欄[Capt. R.FitzRoy]参照。

21日

赤道を超えた[注]
[注] 下の地図参照。北半球に入った。


[地図] 1836年8月21日午前10時のビーグル号の位置(Capt. R.FitzRoyの数値による)

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[天候(Capt. R.FitzRoy)]
1836年8月
17日午前10時の天候:
南東の風、風力4、青空に雲、暗い、気温24.4度、水温24.4度。

18日午前10時の天候:
東の風、風力5、青空に雲、スコール、気温25度、水温24.7度。

21日午前10時の天候と位置:
南東の風、風力4、青空に雲、気温摂氏23.9度、水温摂氏24.4度;
北緯0度15分、西経30度41分。

ダーウィンの乗ったビーグル号が最初に北から南に赤道を越えたのは1832年2月17日。その時の日記記事は以下のとおり(ブログ・アーカイヴ)..
http://saltyfumi.blog.so-net.ne.jp/1832-02-15


[日記原文]

17th I was delighted on the 17th to get on board the ship & in the afternoon to leave the shores of Brazil. We lie close hauled to the wind, & therefore there is a considerable pitching motion; I suffer very much from sea-sickness. — But it is on the road to England; in truth some such comfort is necessary to support the tedious misery of loss of time, health & comfort. —

21st We crossed the Equator. —


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["ダーウィンの日記(III)"について]
ここで扱っているのはダーウィンがビーグル号で航海に出ている時期の日記です。訳文は私的な研究目的に供するだけの仮のものです。普通は全文を訳します。また、ダーウィンが日記を書いた当時の世界観を出来るだけそのままにして読む事を念頭に置きますので、若干の用語の注釈を除いては、現代的観点からの注釈は控え気味にしてあります。
[日記原典] Charles Darwin's Beagle Diary ed. by R.D.Keynes, Cambridge U.P., 1988.

 


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